伊勢神宮への日帰りバスツアーでチェックすべき名所

伊勢神宮と言えば、日本中から崇敬を集めている最も由緒ある神社のひとつです。内宮と外宮のほか250の社からなっていて、国内有数のパワースポットの地としても知られています。ご利益にあやかる為に、日帰りバスツアーを利用して参拝される方はとても多いです。

そこで、ここからはバスツアーで行く伊勢神宮のチェックすべき名所をご紹介します。

伊勢海老を満喫できる日帰りバスツアー3選

伊勢神宮のシンボル的な存在

伊勢神宮の一番の見どころと言えば、日本の総氏神様である天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀っている内宮の入り口です。内宮に入る際には、宇治橋にかかっている鳥居の下を通ることになります。この鳥居は、現在、伊勢神宮のパワースポット的な存在として注目されているのです。

というのも、鳥居の真正面から朝日が昇る美しい光景を拝むことができるからです。その光景は非常に荘厳なもので、お正月には鳥居から朝日を見る早朝参拝も開催されるほどに人気を集めています。とても神聖な雰囲気に浸ることができるので、伊勢神宮に行ったら内宮の鳥居はじっくりと拝見したいものですね。

隠れたパワースポットとして知られる宇治橋

伊勢神宮でチェックすべき場所と言えば、五十鈴川にかかる宇治橋も挙げられます。この宇治橋は全長101.8メートルほどの檜造りの橋で、内宮への入り口であるために俗世間から聖域に入るための橋とも言われています。

また、20年ごとに架け替えなければいけないという決まりがあります。そのため、現在の宇治橋は平成21年に架け替えられたものです。この宇治橋は、実は隠れたパワースポットの場所として人気を集めています。橋の欄干の上には16基の擬宝珠があるのですが、この中の1つに知られざる秘密があるのです。

それは、大鳥居の前に立って、左側の手前から2番目の擬宝珠の中に神饗土橋姫神社で祈祷された万度麻という神札が納められているということです。よく擬宝珠の色を見ると分かりますが、1つだけきれいに光っています。

参拝して帰る時にこの神札が入っている擬宝珠に触れば、ご利益があるといわれています。何か良いことが起こってほしい・人生で行き詰まりを感じているという方は、ぜひ伊勢神宮に行かれたら触れてみると良いでしょう。

身と心を清める五十鈴川

伊勢神宮にバスツアーに行った際は、五十鈴川もチェックすべきポイントと言えます。こちらの川は、宇治橋を渡ってさらに奥に進むとあります。五十鈴川は、かつて倭姫命が御裳の裾をそそいだことから御裳濯川とも言われているのです。

昔の和歌で数多く歌われていることから、非常に歴史のある川と言えます。とても清らかできれいな川であることから、現在では参拝客が参拝前に心身を清めるために利用されています。澄んだ川の水で手や口をすすぎ身を清め、神聖な場所を歩きたいものですね。

三つ石というパワースポット

伊勢神宮の数あるパワースポットの中でも特におすすめしたいのが、「三つ石」です。三つ石は、外宮神楽殿から正宮へ向かう道の途中にあります。そもそも三つ石は、式年遷宮の時にいつもお祓いを受けているためにパワーが宿っていると信じられているのです。

この式年遷宮とは、伊勢神宮で20年ごとに内宮・外宮の正宮の正殿・14の別宮などの社殿をすべて造り替えて新しいお宮へと神様が引越しをすることです。

石には温かなパワーが宿っていることから、そっと手を石にかざすだけで上質な守りの力を授かれると言われています。

実際、手をかざしてみると手がじんわりと温かくなっていくのを体感することができます。ただ一つ注意すべきことは、ご利益をあやかろうと直接石に手で触ろうとする方が非常に増えていることです。祭典に使われる神聖な石なので、直接触る行為は固く禁じられているのです。

また、しめ縄の中に入ったりする事も無礼な行為になるので注意して下さい。しっかりマナーを守ってパワーを授かることが大切といえます。

伊勢神宮で一番の賑わいを見せるポイント

伊勢神宮で最大の賑わいを見せるポイントが、おはらい町とおかげ横丁です。まず、おはらい町とは、内宮の宇治橋から五十鈴川に沿っておよそ800メートルにわたって延びている場所のことです。石畳の両側に昔ながらの建築様式の建物がたくさん並び、土産物や飲食店が林立しています。

江戸時代から続くこの場所は庶民の憧れであり、かつての賑わいや面影が現代に忠実に再現されている地といえます。さらに、おはらい町の真ん中にあるのが「おかげ横丁」です。このおかげ横丁は、江戸時代から明治期の伊勢路の建築が再現されている場所です。

太い麺に濃厚な汁が特徴的なご当地名物の伊勢うどん、ゆっくりとお茶ができる「五十鈴川カフェ」など色々な種類のお店があります。中でも特に観光客から人気を集めているのが、約300年と長きに渡り経営している赤福本店です。

お店は五十鈴川に面した縁側に位置しているため、店内で赤福とお茶を楽しみながら景色を満喫することができます。もちろんお土産用の赤福も購入する事が可能です。さらに、赤福以外にも赤福本店では「赤福氷」という夏季限定メニューが大人気です。

こちらは、抹茶のかき氷の中に「赤福」が入ったデザートのことです。冷たいかき氷に合うように特別に作られた赤福が入っているため、あんこと氷が絶妙にマッチして美味しく頂けます。特定の店舗でしか食べられない上に夏季限定のメニューなので、夏に伊勢神宮に遊びに行ったらぜひ食べてみてくださいね。

その他にも、おかげ横丁には美味しい食べ物があるので、散策しながら色々と見てまわると面白いでしょう。

亀石と呼ばれるパワースポット

伊勢神宮でおすすめの名所と言えば、亀石も挙げられます。別宮へ入る際に小さい川があるのですが、その川を渡るために石の橋がかけられています。その石の橋が、亀石と呼ばれるパワースポットです。大きな一枚岩でできていて、見た目がユニークな亀の形をしているのが特徴です。

パワースポットと気づかずにそのまま通り過ぎてしまう事が多いので、注意して探す必要があります。この石にパワーが宿っている理由は、かつて高倉山古墳の入り口にあったと言い伝えられているからです。数千年の時を超えて伊勢神宮境内に存在するようになったために、特別な石といわれています。

この石は直接手で触れることができるので、遠慮なく触れて神聖なパワーを得ると良いでしょう。